このページでは本格的な写真集を作成できるオンデマンド印刷のフォトブックサイトとして、マイブック と フォトレボ を比較して紹介します。
目次
A4・ハードカバー・20Pで作成したときの値段を比較
マイブック | 5,900円(税抜) |
---|---|
フォトレボ | 3,852円(税抜) |
フォトレボ・マイブックの近い条件(A4・ハードカバー・無線綴じ)での商品価格比較は、フォトレボのほうが断然安い結果になりました。フォトレボの公式サイトはこちら
\ まだ見てなかったら見てね! /
以下は、フォトブックを10年以上作り続けているフォトブックマニアが24社のフォトブックを同じ写真で制作し実際に比較した結果です【2023年最新】
参考:フォトブック24社を同じ写真で比較

印刷耐久性を比較 マイブックvsフォトレボ
- マイブック (ニス加工)
- フォトレボ ソフトカバー
消しゴムを30回擦り、印刷の耐久性を比較しています。
マイブック(ニス加工)との比較では、フォトレボの耐久性が勝りましたが、マイブック(ニス加工)も、大きな損傷は受けてはいません。激安フォトブックと比較すれば、当然ですがとても剥がれにくく丈夫な印刷です。
マイブックは、ニス加工の他に、ラミネート加工が選べるので、ラミネート加工の場合は耐久性が増すと考えられます。
マイブックのラミネート加工も制作致しましたら追記レビューさせていただきます。
テンプレート・デザインを比較 マイブックvsフォトレボ
- フォトレボのテンプレート
こちらは圧倒的にマイブックの勝利です。マイブックの一番の売りとも言えます。
ウエディングや七五三、旅行やバースデーなど、プロがデザインした、テーマに沿った専用の素敵なテンプレートが豊富にあり、素晴らしい完成度の作品が簡単に作れてしまいます。
一方、フォトレボは、デザインされたテンプレートはほとんどなく(無地枠のものは複数のパターンがあります)、スタンプや背景柄などをつかい自分で装飾します。装飾したフォトブックを作る場合は、製作者のセンスが問われます。マイブックの公式サイトはこちら
画質で比較 マイブックvsフォトレボ
- マイブック 本文ページの画質
- フォトレボ ハードカバー 中面の画質
フォトレボは7色印刷で、マイブックは4色印刷です。
フォトレボは、7色印刷の業務用インクジェットプリンターによって印刷されています。7色印刷とは、基本の4色であるCMYKのインク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に3色のインク(明るいシアン、マゼンタ、グレーなど)を加えた印刷のことです。一般的な4色印刷と比較すると、グラデーション(階調表現)の表現力が格段に向上します。

マイブックとフォトレボの画質比較(スキャニング画像)
拡大してみると、7色印刷のフォトレボの方がドットの網点が目立たず、なめらかなグラデーションで綺麗です。上の画像はスキャン画像(拡大)ですが、目視で比べてもその違いはよくわかります。

フォトレボ / ビスタプリント / マイブック の画質(カメラ撮影)
ただし、マイブックは4色印刷ながら、色の再現性にとても力を入れている企業です。
上の画像のとおり、赤ちゃんの顔色が鮮やかに、健康的で綺麗に発色されたのはフォトレボよりもマイブックでした。また、ビスタプリントも4色印刷ながら大変綺麗に発色されています。「色が明るく綺麗に発色されるかどうか」は、各社の設定による影響が大きく、一概にインクの色数ではわかりません。
色の再現性はマイブックの方が上かと思いますが、網点が目立たずなめらかで綺麗なグラデーションで印刷されるのは7色印刷のフォトレボです。
印刷機のパフォーマンスを最大限に引き出す。技術のマイブック
マイブックを運営しているアスカネットは、HPが認証した用紙を使用することにより、色再現性に優れ、鮮明な画質の印刷が可能です。法人顧客向けのパンフレット、リーフレットなどを印刷している国内のオンデマンド印刷業者に広く普及している機種ですが、アスカネットでは、2000年の事業開始以来、写真集の印刷サービスを専業として写真画質を向上させる印刷のノウハウを蓄積してきました。その印刷品質の高さは、海外の国際コンペにおける幾度もの最優秀賞受賞によって実証されています。
インクジェットの進化系を使いこなす。7色印刷のフォトレボ
フォトレボを運営しているダンクセキという企業はもともと老舗の製本会社であり、2008年からオンデマンド印刷市場に新規参入しました。HP Indigo 5500によってスタートしましたが、写真集の印刷サービスを強化するため、キヤノンの業務用インクジェットプリンター DreamLabo 5000 を新たに導入しました。
インクジェットで抜群の技術力を持つキヤノンのこの機種は、オンデマンド印刷の常識を一変させるほどの高機能印刷機です。純正の7色インクと写真用紙を使用することにより、高品位のオフセット印刷を上回るほどの高画質と表現力を実現し、しかも、暗所保存300年という高耐久性まで達成しました。フォトレボでは、すべてのフォトブックで本文ページの印刷に DreamLabo 5000 を使用しています。
フォトブックを装丁・綴じ方で比較 マイブックvsフォトレボ
マイブックは「糸綴じ」と「無線綴じ」の商品があります。
フォトレボの商品は全て「無線綴じ」です。
マイブックの綴じ方は「糸綴じ」と「無線綴じ」

マイブックの綴じ方 装丁
マイブックには全5種類のフォトブックがあり、その内の4種類がハードカバーです。いずれも表紙全体に光沢のある厚く丈夫なラミネート加工が施され、丁寧な仕上がりによって高級感を醸し出しています。特にハードカバーは背表紙部分の加工が美しく、閉じたときには上製本の趣きがあります。
ハードカバーの装丁に関して特筆すべき点は、製本方法として糸綴じを採用しているフォトブックが3種類( MyBook DX、シンプル、MINI )もあることです。糸綴じのハードカバーは長期保存に適した丈夫な装丁であるだけでなく、ページの開きが良くて見やすいという大きなメリットがあります。

マイブックDX(糸綴じ)とART-HC(無線綴じ)の開き方を比較
フォトレボの綴じ方は「無線綴じ(PUR製本)」
フォトレボのフォトブックも、老舗の製本会社らしい丁寧な装丁であり、高級感のある仕上がりです。製本方法は背の部分を樹脂糊で固める無線綴じですが、最新のPUR製本機を使用しています。PURはドイツメーカーの開発した特殊な製本糊のことで、耐久性、耐寒性があり、柔軟性と粘着性にも優れているため、従来の無線綴じよりもページを開きやすいという特長があります。
- 【ハードカバー】フォトレボ 無線綴じ PUR製本
- 【ソフトカバー】フォトレボ ソフトカバー(無線綴じ)
フォトレボの表紙は、一部の商品を除いて、 HP Indigo 5500 4色印刷によって印刷されています。これは、書店で販売する写真集と異なり、フォトブックの表紙写真は華美な目立つものにする必要がないからかも知れませんが、DreamLabo 5000の7色印刷 とキヤノン純正の写真用紙を使用するよりも経済的であり、価格を抑えることができるためと思われます。しかし、表紙の表面加工としてハードカバーにはマットPP加工(ツヤ消し)が、ソフトカバーにはクリアPP加工(光沢)が施されています。薄いPP加工はラミネート加工ほど丈夫ではありませんが、フォトブックに高級感を与えています。
※ 四角い窓に DreamLabo 5000 による L判写真を貼りこんだ表紙です。
フォトブックの種類を比較 マイブック vs フォトレボ
マイブック 商品種類と仕様・価格 ( 最小ページ数の税込価格 )
MyBook ART-HC | 無線綴じ・ハードカバー | 10P [CD] 2,268円 ~ [300S] 9,677円 |
MyBook ART-SC | 無線綴じ・ソフトカバー | 10P [CD] 1,512円 ~ [300S] 7,236円 |
MyBook DX | 糸綴じ・ハードカバー | 12P [140Y] 2,916円 ~ [263T] 3,672円 |
MyBookシンプル | 糸綴じ・ハードカバー | 20P [188S] 3,024円 |
MyBook MINI | 糸綴じ・ハードカバー | 12P [76S] 972円 |
フォトレボ 商品種類と基本価格 ( 基本ページ数の税込価格 )
ソフトカバーA4 | 980円 ( 8P ~ 16P ) |
ソフトカバーA5バーチカル | 980円 ( 8P ~ 16P ) |
ハードカバーA5パノラマ | 2,800円 ( 8P ~ 16P ) |
ハードカバーA5バーチカル | 2,500円 ( 8P ~ 16P ) |
ハードカバーM | 2,500円 ( 8P ~ 16P ) |
ノーブル | 4,800円 ( 8P ~ 16P ) |
ハードカバーA4H | 3,800円 ( 8P ~ 16P ) |
プレシャス300 | 10,800円 ( 16P ) |
※「プレシャス300」を除き、本文8ページから2ページ単位増量にて注文できますが、8ページから16ページまでは定額の基本価格です。
フォトブックを納期で比較 マイブック vs フォトレボ
マイブック 発送日と配送方法
・注文日の翌営業日から起算して6営業日目に広島工場から出荷。
・ヤマト運輸の宅急便。
マイブックの公式サイトはこちら
フォトレボ 発送日と配送方法
・ノーブル、プレシャス300は注文日の翌営業日から起算して5営業日目に長野工場から出荷。
・その他のフォトブックは注文日の翌営業日から起算して3営業日目に長野工場から出荷。
・佐川急便の飛脚宅配便、または日本郵便のゆうパケット(郵便受けに投函)。