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マイブックが合紙綴じ・7色印刷のフルフラットブックを新発売!

マイブック FLAT(フラットブック)(7色印刷)
マイブックのハードカバー上製本タイプはこれまで無線綴じと糸綴じだけでしたが、合紙綴じのフルフラットブック「FLAT」が新発売になりました。(→綴じ方の違い)
今回購入したのは 266mmスクエアのフルフラットブック FLAT 260S です。
マイブック FLAT 260S の注文仕様 | |
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サイズ | 外寸:266mm x 266mm x 背幅 約12mm / 内寸:260mm x 260mm |
ページ | 20P |
装丁 | ハードカバー(光沢ラミネート加工) / 合紙綴じ(用紙:キヤノン純正光沢紙グロッシー) |
印刷 | キヤノン DreamLabo 5000 (7色インクジェット) |
付属品 | 半透明ブックケース |
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以下は、フォトブックを10年以上作り続けているフォトブックマニアが24社のフォトブックを同じ写真で制作し実際に比較した結果です【2023年最新】
参考:フォトブック24社を同じ写真で比較

マイブック FLAT(フルフラットブック)の価格
マイブック FLAT には3種類のサイズあり、価格は以下の通りです。
サイズ | 260S (正方形) 外寸: 266mm x 266mm 内寸: 260mm x 260mm |
263T (縦長) 外寸: 263mm x 186mm 内寸: 257mm x 180mm |
210S (正方形) 外寸: 216mm x 216mm 内寸: 210mm x 210mm |
価格 | 10P 9,980円〜 | 10P 5,980円〜 | 10P 5,980円〜 |
※価格はすべて税込表示です。
FLAT は、マイブックで初めてのキヤノン DreamLabo 5000 によるフォトブックです。
この業務用7色インクジェットプリンターは、数あるオンデマンド印刷機の中でも写真画質の美しさで群を抜くハイエンド機種です。FLAT の本文用紙にはキヤノン純正の印刷紙でもっとも高価な光沢紙(グロッシー)が使用されています。
そのため、FLAT の価格はこれまでのどのマイブック製品よりも高額です。同じ上製本タイプで従来の主力アイテムである ART-HC(無線綴じ) と比べてみると、FLAT の価格はすべてのサイズ、ページ数で ART-HC よりも500円高く設定されています。
もっとも見方を変えれば、ワンコイン500円で合紙綴じ・7色印刷の高画質フォトブックにグレードアップできるということです。
マイブック FLAT(フルフラットブック)は 7色印刷の超高画質
- マイブック FLATの画質(7色印刷)
- マイブック (液体トナー4色印刷)
- マイブック FLATの画質(7色印刷/光沢紙)(800dpiでスキャニング)
- マイブック (液体トナー4色印刷)(800dpiでスキャニング)
これまでのマイブックのフォトブックは液体トナーによる4色印刷でしたが、FLAT はキヤノンの超高画質なインクジェットプリンター DreamLabo 5000 による7色印刷です。
上の写真のように DreamLabo 5000 の印刷は大変なめらかなグラデーションが特徴的であり、拡大してもきめの細かい印刷面になっています。4色印刷は、拡大すると網点がはっきりと見て取れます。これは印刷機の解像度の違いによるものではなく、網点印刷に特有の現象です。
- マイブックFLAT(表紙の画質) 7色印刷
- マイブックFLAT(表紙の画質) 7色印刷
DreamLabo 5000 は、キヤノンならではの高精度なノズル製造技術と微小なインク滴を均一かつ正確に用紙に着弾させるインクジェット技術、さらに7色染料インクと純正写真用紙との組み合わせにより、カラーバランスに優れた非常になめらかな諧調性を達成しています。
それにより、DreamLabo 5000 の写真印刷では、高級なオフセット印刷でも困難な深みのある色と極めて自然なグラデーションが表現され、インクジェットならではの透明感と銀塩写真に劣らない立体感や重厚感のある写真を実現します。
マイブックは元々、色再現性を重視しており、4色印刷(液体トナー印刷(デジタルオフセット))のフォトブックでも美しい発色でした。
今回の7色印刷(インクジェット)を他社7色印刷のフォトブックと比較しても、マイブックは元画像に近い安定した色再現性です。
子供のスナップ写真や、結婚式、七五三、成人式の記念写真でも、旅行やアウトドアでの風景写真でも、これまでにない印象的な写真や表現力に圧倒される写真がたくさん印刷できるでしょう。

マイブック FLAT(フルフラットブック)(合紙綴じ/7色印刷)

マイブック FLAT(フルフラットブック)(合紙綴じ/7色印刷)
マイブック FLAT(7色インクジェット)を銀塩プリントと比較
- マイブック FLATの画質(7色印刷)
- フジフォトアルバム(銀塩プリント)
- マイブック FLATの画質(7色印刷/光沢紙)(800dpiでスキャニング)
- フジフォトアルバム(銀塩プリント)(800dpiでスキャニング)
上の顔写真を見比べれば、FLAT の写真は血色のいい自然な肌色になっていることが分かります。
フジフォトアルバムの銀塩プリントは、富士フイルム・ミニラボ機のハイエンド機種であるフロンティア LP5700R で出力しています。フジカラーの専用印画紙を使用していますから、印画紙出力のフォトブックとしてはハイレベルの画質です。
しかし、銀塩写真は表現できる色域が限られています。一方、DreamLabo 5000 は色再現性に極めて優れているため、細部の色も、暗部のグラデーションもきれいに表現されます。従って、FLAT の写真はディスプレーで見たときと変わらない美しさで印刷することができるのです。
マイブック FLAT(合紙綴じ)を ART-HC(無線綴じ)と比較
- マイブック FLAT(フラットブック)(7色印刷)
- マイブック DX
- 【ハードカバー】マイブック ART-HC
印刷方式の違いによる画質と耐久性の差
- マイブック FLAT(合紙綴じ)
- マイブック ART-HC(無線綴じ)
FLAT と ART-HC の最大の違いは印刷方式です。FLAT がインクジェットプリンターの DreamLabo 5000 による7色インクジェット印刷。ART-HC は印刷機の機種が不明ですが液体トナーのレーザープリンターによる4色印刷です。
ART-HC の液体トナー4色印刷(デジタルオフセット)は、オンデマンド印刷でもっとも普及している粉体トナーのレーザープリンターによる4色印刷と比べればはるかにきれいですが、FLAT の7色インクジェット印刷と比較すれば見劣りします。
DreamLabo 5000 は印刷の耐久性でも極めて優秀です。暗所保存300年という驚異的な印刷の耐久性能をもっています。マイブックの他のフォトブックでは本文ページにもラミネート加工やニス加工を施しますが、FLAT だけがページの表面加工をしていないのはそれを必要としないためです。
合紙綴じ・無線綴じのページ厚とページ数の差

マイブック 綴じ方の違い
- マイブック FLAT(フラットブック)(合紙綴じ)
- 【ハードカバー】マイブック・マイブック ライフ ART-HC(無線綴じ)
- 【ハードカバー】マイブック DX(糸綴じ)
合紙綴じは、見開き2ページ分の本文用紙を二つ折りにして裏側同士を貼り合わせていく綴じ方です。しかも、キヤノン純正の光沢紙(グロッシー)は厚手の用紙ですから、FLAT のページは板紙のような厚みと硬さがあります。
そのため、今回注文した FLAT は20ページで表紙の背幅が約12mmあり、上製本らしい厚みがあります。また、FLAT は最小ページ数の10ページで背幅が8mmですが、わずか10ページでも最低限の上製本らしい外観を保つことができます。
一方、ART-HC の最小10ページの背幅は7mmです。10ページの FLAT と大差ない背幅ですが、本文が薄いため、記念写真の二つ折り台紙のような外観になってしまいます。
また、ART-HC の最大ページ数は100ページですが、ページの厚い FLAT は最大40ページまでに制限されています。ただし、40ページのときの表紙の背幅は18mmもあり、フォトブックとしては十分な厚さです。

マイブック FLAT(フラットブック)(合紙綴じ)
MyBook FLATは、製本の中身の背の上下両端に、高級な上製本にある花布(はなぎれ)という飾りが付いていて、表紙と本文の接合部分が見えない構造になっています。MyBook ARTは40ページ以上に花布がついています。
今のところ、FLAT対応のデザインテンプレートは半分弱

マイブック フラットフォトブック(合紙綴じ)
マイブックの優れている点のひとつとして、質の良いデザインテンプレートの豊富なラインナップを挙げることができます。
マイブックの主力アイテムである ART-HC には、使えるデザインテンプレートが豊富に用意されていますが、今のところFLATで使えるテンプレートは半分弱です。