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フジカラーの写真用印画紙を比較!種類とミニラボ機の違い!

写真プリントサイトで注文できる主な写真用印画紙

FUJICOLORの印画紙の
裏面
各社オリジナルの印画紙の
裏面
富士フイルムの純正印画紙(FUJICOLOR)には
FUJICOLORのロゴが記載されています
オリジナルの印画紙の裏面は無地です

写真のネットプリントサイトで注文できる印画紙は主に、
富士フイルムの純正印画紙(FUJICOLOR)」か、
業者が独自に厳選した印画紙を「オリジナルとして格安価格で提供している印画紙があります。

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富士フイルムの純正印画紙の種類と違い

ネットで注文できる富士フイルムの純正印画紙は主に以下4種類があります。

※ 印画紙名は富士フイルムイメージングシステムズのカタログ表記に準じています。

フジカラー EVER-BEAUTY PAPER TYPE II for LASER

富士フイルムの EVER-BEAUTY PAPER for LASER は、レーザー露光のデジタルミニラボである「フロンティア」シリーズのために開発された専用印画紙です。

露光感度がフロンティアのレーザー光の強度に合わせてあり、フロンティアとの組合せ により超高画質のデジタルプリントを実現できます。フロンティアによるフジカラープリントのスタンダードペーパー(定番印画紙)となっています。

現在販売されているアイテムは、色再現性、白色度、耐光性、保存性がさらに向上した「TYPE II」ですが、印画紙の裏面には「FUJICOLOR EVER-BEAUTY PAPER for LASER」とのみ印刷されています。

面種は、グロッシー(光沢)とマット(半光沢)の2種類です。

EVER-BEAUTY PAPER TYPE II for LASER でプリントできるサイト

フジカラー EVER-BEAUTY PAPER TYPE II

シャシンヤドットコム:フジカラー スタンダードペーパー

シャシンヤドットコム:FUJICOLOR スタンダードペーパー(EVER-BEAUTY PAPER)

EVER-BEAUTY PAPER は、デジタル出力機のフロンティアが登場する以前からあったフジカラープリントのスタンダードペーパーです。現在でもレガシーなアナログ出力機で使用されています。

EVER-BEAUTY PAPERは、公式にはアナログ面露光方式の富士フイルム製ミニラボ「ROCKY」に最適とされていますが、他社製で自然な発色が特徴のミニラボ ノーリツ鋼機 QSSシリーズで出力している業者もよくあります。

この用紙は「TYPE II」にグレードアップされていますが、裏面の文字は「FUJICOLOR EVER-BEAUTY PAPER」のままです。面種は、「for LASER」と同じグロッシー(光沢)とマット(半光沢)の2種類です。

EVER-BEAUTY PAPER TYPE II でプリントできるサイト

フジカラー プロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II

シャシンヤドットコム:フジカラー プロフェッショナルペーパー「PROLASER Type II」(光沢紙/グロッシー)

シャシンヤドットコム:FUJICOLOR プロフェッショナルペーパー「PROLASER Type II」(光沢紙/グロッシー)

プロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II は、富士フイルムのミニラボ「フロンティア」の専用紙として開発された最高級のプロペーパーシリーズ(プロ用印画紙)です。

発売当初の面種ラインナップは、グロッシー(光沢)、ラスター(微粒面半光沢)、シルク(絹目半光沢)、ディープマット(無光沢)の4種類でした。その後、クリスタル(超光沢)が追加されています。(※ 微粒面は絹目よりも繊細で滑らかな表面です。)

いずれも「質感豊かな諧調表現」、「極めて高い白色度」、「自然で鮮やかな色再現性」、「最高レベルの画像保存性」を共通の特長としています。

裏面には「FUJICOLOR PROFESSIONAL PAPER」の文字が印刷されていますが、クリスタルだけは印画紙の特性から印字がありません。

プロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II でプリントできるサイト
  • シャシンヤドットコム
    【商品名】プロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II[グロッシー/ラスター]
         プロフェッショナルペーパー・クリスタル PROLASER TYPE II CRYSTAL
  • 写真館フォトピース
    【商品名】プロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II[グロッシー]
  • アオヤギ写真工芸社
    【商品名】フジカラープロフェッショナルペーパー[シルク]
         クリスタルペーパー[クリスタル]

フジカラー Crystal Archive Paper

フォトピース:フジカラー ノーマルペーパー

フォトピース:FUJICOLOR ノーマルペーパー Crystal Archive Paper

フジカラープリントの海外市場向け印画紙です。ほとんどが海外工場で生産され、逆輸入されて安価なペーパーとして販売されていましたが、扱っている業者も少なくなってきたようです。

プリント画質は EVER-BEAUTY PAPER TYPE II と大差なく見えますが、紙厚が薄めです。

面種はグロッシー(光沢)、ラスター(微粒面半光沢)、マット(半光沢)の3種類です。裏面に「Fujicolor Crystal Archive Paper」の印字があります。

Crystal Archive Paperでプリントできるサイト

「オリジナル」の印画紙とは?

オリジナルの印画紙とは、写真プリント業者が独自に厳選した印画紙を「オリジナル」として格安価格で販売しているものです。

上掲はしまうまプリントの「FUJICOLOR高級プリント」と「しまうまオリジナル」を同じ写真で比較しました。「FUJICOLOR高級プリント」の方が暗部のグラデーションや毛髪までシャープにはっきりと描写されています。

オリジナル」がどのメーカーのどの印画紙を使用しているかは、ほとんどの写真プリントサイトで明らかにしていませんが

  • 三菱グレースカラーペーパー 【企業名】三菱製紙
  • オリエンタル 【企業名】サイバーグラフィックス(旧オリエンタル写真工業)
  • センチュリア 【企業名】DNPフォトイメージングジャパン(大日本印刷グループ)

などのメーカーの印画紙から、低価格品をチョイスして「オリジナル」として販売しているものと思います。

一般的に、同じ写真プリント業者でプリントした、安価な「オリジナル」と高価な「フジカラー」なら、「フジカラー」印画紙の方がきれいです。

写真プリントの画質を決めるのは、印画紙だけではありません。

写真プリントの画質を決めるのは、印画紙の違いだけではありません。

写真プリントの画質を左右する要素
  • ミニラボ機のメーカーの違い
  • ミニラボ機のバージョンの違い(同じメーカーでも最新機種と旧機種では画質が違う)
  • 印画紙の違い
  • 各社独自の色調の設定・明度などの補正設定
  • オペレーターの技量

など、やはり実際に写真プリントを注文・比較してみなければ、最終的な仕上がりはわかりません。

同じ業者でもプリントしたタイミングによって仕上がりが変わる場合がありますが、業者ごとに仕上がりの「傾向」はあります。(この業者は毎回明度が高め、この業者は毎回コントラストが強め、などの傾向。)

仕上がりにこだわる場合や、大判のプリントをしたい場合は、多少コストが上がってもプロ向けの写真プリント専門サイトを選びましょう。
ネット写真プリント8社の比較はこちら

ネット写真プリントサイトのミニラボ

ミニラボとは、写真店や写真プリントサイトのラボ(写真現像所)に設置されている小型の印画紙プリントシステムのことです。

フィルムカメラの時代にはハロゲンランプを光源として印画紙に露光するシステムでしたが、デジカメの普及によって画像データからレーザープリンターで露光するデジタルミニラボが主流となりました。

ここでは、ネット写真プリントサイトの銀塩プリントに使用されているデジタルミニラボの代表的な2機種を紹介します。

富士フイルムの銀塩ミニラボシリーズ
Frontier LP5700R / LP5500R / LP5000R

フロンティア LP5700R  富士フイルム公式サイトより

※ 機種名は現在販売中の最新機種を表示してあります。

フロンティアシリーズは、フジカラー印画紙の EVER-BEAUTY PAPER TYPE II for LASERプロフェッショナルペーパー PROLASER TYPE II にプリントすることを前提に設計されているデジタルミニラボです。

搭載されている独自開発の高速レーザー露光ユニットと画像処理ソフト「Image Intelligrnce」により、色再現性にすぐれ、ハイライトが際立つ超高画質のデジタルプリントを実現します。

露光ユニットは、露光感度の高い2種類の専用紙に合わせてレーザー光の強度が弱めに設定されています。そのため、フロンティアは専用紙以外の印画紙に対応していません。

なお、2種類の専用紙はいずれも第二世代の「TYPE II」ですが、第一世代当時に発売された旧型のフロンティアでも使用することができます。

富士フイルム Frontier LP5700R/LP5500R/LP5000Rの主な仕様

機種名 LP5700R LP5500R LP5000R
露光方式 RGBレーザーによる走査露光方式(解像度:300 dpi)
ペーパー幅 最小 89 mm ~ 最大 305 mm 最小 89 mm ~ 最大 210 mm
プリントサイズ
(幅 x 送り)
最小 82.5 x 117 mm(Eサイズ) ~ 最大 305 x 640 mm 最小 89 x 82.5 mm ~ 最大 203 x 305 mm
処理速度の目安 Lサイズ:約 2,210 枚/時 Lサイズ:約 1,350 枚/時 Lサイズ:約 900 枚/時

ノーリツ鋼機の銀塩ミニラボ QSS-39シリーズ  QSS-3901G/GF / QSS-3904G/GF

ノーリツ QSS-3901G ノーリツ公式サイトより

※ 機種名は現在販売中の最新機種を表示してあります。

QSS-39シリーズは、印画紙を選ばないデジタルミニラボです。印画紙メーカー各社のカラーペーパーの露光感度に合わせてレーザー光の強度を調節でき、フジカラー EVER-BEAUTY PAPER TYPE II のようなアナログ出力機用向けの印画紙も比較的自然にプリントできます。

用紙対応のメリット以外にも、プリントの解像度が 640 dpiと高く、より高精細なプリントが可能であることと、さまざまなメーカーの処理液に対応していることなどから、富士フイルムのフロンティアに引けを取らない高い人気があります。

ノーリツ鋼機 QSS-39シリーズの主な仕様

機種名 QSS-3901G / GF QSS-3904G / GF
露光方式 RGBレーザーによる走査露光方式(解像度:640 dpi)
ペーパー幅 最小 82.5 mm ~ 最大 305 mm
プリントサイズ
(幅 x 送り)
最小 82.5 x 82.5 mm ~ 最大 305 x 914.4 mm
処理速度の目安 Lサイズ:約 1,650 枚/時 Lサイズ:約 2,250 枚/時

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