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フォトブックの作り方
フォトブック初心者の人は、たくさんあるフォトブックサイトや商品の中からどれを選べばよいか迷うことでしょう。
フォトブックには、ハードカバータイプ、ソフトカバータイプ、リング式タイプなど各種のブックタイプがあります。
また、印刷方式や編集方法、品質、価格なども異なり、フォトブックサイトによってサービス内容は様々です。
ここでは、フォトブックサイトとフォトブックを選択するときのもっとも基本的な条件として、ブックタイプと編集方法の種類について説明します。
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以下は、フォトブックを10年以上作り続けているフォトブックマニアが24社のフォトブックを同じ写真で制作し実際に比較した結果です【2022年最新】
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まずはフォトブックの種類を選びましょう
- ハードカバーとソフトカバー
- リング式フォトブック 140 x 102 mm の中ページ
フォトブックの種類として代表的なのが、装丁の違いから、以下の3タイプになります。
(1)ハードカバータイプ(上製本タイプ)は、表・裏の表紙と背表紙の芯となる3枚の厚紙を印刷紙と見返し用紙で包んだ構造になっています。
サイトの商品ジャンルでハードカバーと表記されているものは、上製本タイプです。(一部例外もあり)
(2)ソフトカバータイプは、一般に本文ページよりも厚めの印刷紙を表紙にして、綴じ合わせた本文用紙の背に製本糊で接着したタイプです。
この種類の冊子は、PR物の印刷媒体としてはパンフレットに分類され、出版物でも普及版の単行本やムック・雑誌に広く利用されています。
ほとんどのフォトブックは以上の(1)ハードカバー上製本タイプか(2)ソフトカバータイプです。
そのほかに一部のサイトでは(3)リング式のフォトブックも販売しています。
(1)ハードカバーのフォトブックの作り方
- 【ハードカバー】ビスタプリント 合紙綴じ
- 【ハードカバー】フジフォトアルバム(合紙綴じ)
- 【ハードカバー】マイブック ART-HC 無線綴じ
- 旧ネットプリントジャパン 無線綴じ
- ハードカバーのフォトブックの特徴
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- 七五三、入園、入学、結婚式などの記念アルバムに最適
- 長期保存版に適した高品質で高耐久性のアルバムが作れる
- しっかりした大きいサイズのフォトブックが作れる
- 折れにくい・破破けにくく丈夫
ハードカバーの上製本タイプは、書籍らしい美しさや高級感のある作品を作ることができ、しかも冊子としての耐久性に優れています。
入園、入学、婚礼などの記念アルバムや趣味の写真集のように、いつまでも大切に残しておきたい作品に適しています。
ハードカバーのおすすめフォトブックはこちら
ハードカバーならビッグサイズのフォトブックが作れる

ビスタプリント フルフラットフォトブック
大きなA3変形スクエア(ほぼ30x30cm)やA4サイズ(縦長または横長)のフォトブックをソフトカバーで作ると耐久性の点で問題があり、展示会のカタログやイベントプログラムのような消耗品としての使い方にしか向きません。
しかし、丈夫なハードカバーなら、長期保存版に適した高品質で高耐久性の作品が作れます。
上製本タイプのフォトブックはソフトカバーよりも価格が高く、サイズが大きいと高価になります。
ハードカバーには、主に無線綴じタイプと合紙綴じタイプがあります。

無線綴じと合紙綴じの違い
フォトブックマニアのおすすめは「合紙綴じ」のタイプです。180度フラットに開くことができ、紙も厚いタイプが多いため、折れにくく、子供が雑に扱っても破けにくいです。
(2)ソフトカバーのフォトブックの作り方
- 【ソフトカバー】フォトレボ ソフトカバー(無線綴じ)
- 【ソフトカバー】撮るだけフォトブック ソフトカバー(無線綴じ)
- 【ソフトカバー】ネットプリントジャパン スタンダード ソフトカバー(無線綴じ)
- しまうまプリント ライト(無線綴じ)
- ソフトカバーのフォトブックの特徴
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- スナップ写真の整理に最適
- 安価
- 短納期
- 長期保存したい記念アルバムには不向き
ソフトカバーのフォトブックは雑誌のように丸めることさえでき、その手軽さ、扱いやすさが魅力です。
同じソフトカバーの単行本や雑誌を読むときのように、手にして気軽にページをめくることができ、見たいページや写真を素早く探すこともできます。
安価にたくさん作りたい子供の成長を記録したスナップ写真やお気に入りのペット写真などで頻繁にフォトブックを作成したい人に向いています。
ソフトカバーのおすすめフォトブックはこちら
安価なのでたくさん作れる
ソフトカバータイプは上製本タイプよりも低価格です。小さな文庫本サイズ(A6)やCDサイズ(ほぼ12x12cm)のレーザープリンターによる標準的な4色印刷の製品には、特に安価な激安タイプもあります。
フォトブックを日常的によく作る人やプレゼント用・イベント用などで一度にたくさん印刷したいときに向いています。
冠婚葬祭の記念品や、七五三など、大切な記念アルバムには向かない
ソフトカバータイプには上製本タイプのような上質感がなく、小さめの激安タイプなどはチープな装丁です。気軽なプレゼントには使えますが、改まった贈り物や記念アルバムとしては使えません。
(3)リング式フォトブックの作り方

ビスタプリント リング式フォトブック中面
リング式と言えば、かつてはひとつながりのスパイラルリングが定番でしたが、現在では1個ずつ独立した二重ワイヤーリングが主流のようです。リングが進化したことで使い勝手も変化し、ページが以前よりも開きやすくなりました。しかし、ワイヤーリングが生み出す洋風のカジュアルなおしゃれ感は、以前と少しも変わりません。
プレゼントやお部屋の飾りに
他のブックにはないカジュアルなおしゃれ感が一番の特長ですから、プレゼントにおすすめです。また、好きな写真ページを表に出して棚に立てかけておけば、フォトスタンドなしで写真を飾ることができます。ただし、他の書籍と一緒に書棚に並べておくのには向きません。一般的な写真集や記念アルバムとしては使いにくいフォトブックです。
おすすめのリング式フォトブックはこちら
フォトブックの編集方法を選びましょう

ビスタプリント ウェブ編集ソフト 自動レイアウト
フォトブックを注文するときは、モニター画面上で全ページの写真の配置などをチェックし、問題がないことを確かめてから注文画面に移動します。
たとえすべての写真が自動配列される編集ソフトであっても、写真を90度回転させて向きを直したり、配列順序を変更したりする程度の編集をしたくなるのが普通です。フォトブックの注文には編集作業がつきものです。
PCでのフォトブック編集には、無料ダウンロードソフトをインストールして行うオフライン編集とWebソフト(サイトページ上で動作する編集ソフト)を使うオンライン編集の2種類があります。
オンライン編集ができるフォトブックはこちら
オフラインとオンラインのいずれかを選択できるサイトもあれば、どちらか一方に限定されているサイトもあります。また、スマホやタブレットから注文できるサイトもあり、その場合はネット接続によるオンライン編集が基本ですが、専用アプリを端末にインストールするサイトとアプリ不要のサイトがあります。
- フォトブックの編集方法
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- オフライン編集(ダウンロードソフト)で作る
- オンライン編集(Webソフト)で作る
- スマホ・タブレットで作る
以下より比較していきます。
(1)オフライン編集(無料ダウンロードソフト)で作る

ビスタプリント ダウンロード(オフライン)編集ソフト
オフライン編集用の無料編集ソフトは、一般にオンライン編集のWebソフトよりも編集機能が充実しています。フォトブックの編集作業では、ページまたは見開きごとにデザインテンプレートを使用する方法と、白紙のページに自分でデザインしていく自由編集の2通りがありますが、オフライン編集のほうに精密な自由編集を行えるソフトが多いです。
ダウンロードソフトは使えるフォントが豊富
ダウンロードソフトの多くは、PCにインストールされているほとんどの書体やソフトに付属している多数の書体が使用できます。自由編集ができて文字の書体も自由に選ぶことができれば、納得のいく完成度の高いフォトブックが作れます。
(2)オンライン編集(Webブラウザ編集ソフト)で作る
Webソフトで編集するサイトは、無料編集ソフトをPCにインストールする面倒がなく、インストールによるトラブルの心配もありません。また、起動ドライブの空き容量を減らしたくない人にとっても好都合です。
なお、Webソフトはネットに接続していなければ使えませんが、光ケーブルによる高速通信が普及した現在では編集途中で接続が切れることはまれですし、会員登録してあれば編集データを途中でサーバーに保存することもできますから、ネット接続に起因する不都合は特にないと思われます。
友達と共同で編集することも可能です。
編集の自由度はダウンロードソフトよりも劣る
Webソフトは編集機能を簡略化しているものが多く、ダウンロードソフトと比べて操作は簡単でも、編集の自由度は高くないようです。また、使えるフォントが数種類に限定されているものも少なくありません。
(3)スマホ・タブレットで作る

primii編集画面
フォトブックをスマホやタブレットから注文できるサイトも増えています。スマホ写真はついつい溜まってしまいますから、それをサイトのサーバーに保存して、その中から好きな写真で簡単にフォトブックを作れるサービスはとても便利です。
Android版アプリのトラブルに要注意
フォトブックの専用アプリでは、フリーズや不意に終了するトラブルが多発しているようです。その原因としてはアプリに対応していない古いOSを使用しているケースもあるのでしょうが、ハード面の要因としてメモリーの容量不足や不安定な通信環境がまず疑われます。また、トラブルはアプリの審査が厳しいiPhone版よりもAndroid版で非常に多く発生しているようですから、アプリの欠陥であることも当然考えられます。
写真点数・画像数の多いフォトブックを作りたい場合は、パソコンからの注文がおすすめ
いずれにしても、モバイル端末によるフォトブックサービスは、依然として技術的に十分確立していないサービスです。
写真点数が多い場合、アプリが強制終了されてしまうリスクもありますので、サイトの中にはページ数と写真点数の少ないフォトブックだけをサービス対象としているところがありますので、そのようなトラブル回避の配慮をしているサイトを利用すべきです。
フォトブックアプリの比較とおすすめはこちら
フォトブックのサイズを選びましょう

フォトブックのサイズを比較
フォトブックの作り方で重要なのがサイズ選びです。
サイズは文庫サイズからA3スクエアサイズまで様々で、形は長方形(横長・縦長)か正方形ですが、
長方形(縦長)は縦長人物画像におすすめで、
長方形(横長)は風景写真や横長風景+人物写真、人物集合写真などにおすすめです。
正方形(スクエア)は、縦長と横長の写真をミックスした変化あるレイアウトにおすすめです。
フォトブックの画質の違いを確認しましょう

フォトブックの画質の違い
フォトブックで普及している印刷方式
![]() ※800dpiでスキャニング |
■業務用インクジェットプリンター(DreamLabo など)液体インクで発色します。 (高画質なフォトブックに採用されています。) |
![]() ※800dpiでスキャニング |
■液体トナー(液体インク)のデジタル印刷機 液体インクで発色します。 (高画質なフォトブックに採用されています。) |
![]() ※800dpiでスキャニング |
■粉体トナーの業務用カラーレーザープリンター粉体トナーで発色します。 (激安フォトブックに採用されています。) |
![]() ※800dpiでスキャニング |
■銀塩プリント(印画紙出力)印画紙自身が発色します。 (高画質なフォトブックに採用されています。) |
フォトブックで普及している一般的な印刷方式は、「業務用インクジェットプリンター(DreamLabo 5000 など)」か、「液体トナー(液体インク)のデジタル印刷機(Hp Indigo press 5500 など)」か、「粉体トナーの業務用カラーレーザープリンター」か、「銀塩プリント(印画紙出力)」です。
おしゃれなフォトブックの作り方

ビスタプリント ダウンローフォしたフリー素材を配置(お誕生日・バースデー)
- (1)おしゃれなフィルタやマスクを使う
- (2)おしゃれなデザインテンプレートを使う
- (3)おしゃれなフリー素材を使う
- (4)個性的なフリーフォントを使う
- (5)印象的な構図の写真を使う
- (6)個性的な表紙カバーのフォトブックを選ぶ
おしゃれなフォトブックの作り方については以下のページにまとめています。